インフルエンザにおいても、はしかやおたふく風邪と同様、
ワクチンを接種するよりも実際に感染した方が、
強固な免疫ができあがることは確かです。
ただ、やっかいなことに、インフルエンザは
どんどんその姿を変えていきますので、
新型と言われている今のウイルスも、
数年経つと少しずつ性質が変わると思われます。
性質が変わりますと、折角できた免疫(抗体)が
だんだん通用しなくなってきます。
ですから、今回新型に感染や発病された方が、
今後一切「新型」インフルエンザにかからない、
と言うことにはなりません。
言えることは、ある程度の期間は「かかりにくく」なるでしょう、
という程度のことだと思います。
2009年12月25日
インフルエンザに感染した場合身体にできる抗体は、どのくらいの期間効果があるものなのか?
posted by ドクターN at 16:21
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2009年12月24日
インフルエンザワクチンの効果があるのは半年位、とすると、効果が切れる頃にまた接種を受けなければならないのか?
新型インフルエンザワクチンの効果については
まだわかっていないことも多いのが現状ですが、
季節性インフルエンザの効果は5ヶ月程度と考えられています。
従って、同じように製造されている新型ワクチンの効果も
やはり5ヶ月程度ではないかと言われています。
季節性インフルエンザの場合、流行時期が
冬の間(12月〜3月頃)に限定されているので、
その前にワクチン接種をして、流行時期を乗り切りましょう、とされています。
新型の場合は、ピークは過ぎたものの、
今後も季節に関係なく流行が続くと考えられます。
5ヶ月程度経過したら、ワクチンの効果が落ちてくる。
その場合どうするか。
現在のところ、公式見解はありません。
これだけたくさんの方々が感染されている現状では、
ワクチン接種の効果があるうちにどこかでウイルスに接触し、
そのときに免疫を獲得することができるのではないか、
とも言われていますが、定かではありません。
来年の「シーズン前」には、季節性の中に含まれて
一緒に接種することになるのかもしれません。
(この記事は、2009年12月現在の状況を元に書かれています)
まだわかっていないことも多いのが現状ですが、
季節性インフルエンザの効果は5ヶ月程度と考えられています。
従って、同じように製造されている新型ワクチンの効果も
やはり5ヶ月程度ではないかと言われています。
季節性インフルエンザの場合、流行時期が
冬の間(12月〜3月頃)に限定されているので、
その前にワクチン接種をして、流行時期を乗り切りましょう、とされています。
新型の場合は、ピークは過ぎたものの、
今後も季節に関係なく流行が続くと考えられます。
5ヶ月程度経過したら、ワクチンの効果が落ちてくる。
その場合どうするか。
現在のところ、公式見解はありません。
これだけたくさんの方々が感染されている現状では、
ワクチン接種の効果があるうちにどこかでウイルスに接触し、
そのときに免疫を獲得することができるのではないか、
とも言われていますが、定かではありません。
来年の「シーズン前」には、季節性の中に含まれて
一緒に接種することになるのかもしれません。
(この記事は、2009年12月現在の状況を元に書かれています)
posted by ドクターN at 13:44
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2009年11月19日
新型インフルエンザ(+喘息)の現状報告
我が家の新型インフルエンザ報告に、
コメントを頂いた皆さん、どうもありがとうございます。
その後、末っ子も何となく38℃台に発熱しましたが、
小児科にかかるも、タミフルの処方もなく
(まだ四ヶ月なので)その後何となく解熱しています。
上の2人もすっかり回復しましたが、
上の子はやっと学校に行ったその日に、学級閉鎖で
またまた自宅謹慎の日々で、元気をもてあましています。
妻だけはまだゴホゴホやっています。
しばらく落ち着いていた喘息症状が出てきたかと思われ、
吸入ステロイドを始めています。
子供たち、そして周りの子たちの状況を聞いていると、
だいたい1-2日前から鼻水や咳、微熱など、
風邪っぽい症状が始まり、その後一気に熱が出る
パターンが多いようです。
タミフルを飲んで1日か、せいぜい2日程度で熱は下がります。
おそらく熱が出る前の咳や鼻水で、周りにうつしているのでしょう。
当院に通院している患者さんでは、今のところ幸い、
新型インフルエンザで悪化し、入院に至った喘息患者さんは
おられません。
これが、「大人はかかりにくい」からなのか、
ワクチンや早めのタミフルが効いているからなのか、
今のところは定かではありません。
とりあえず、現状のまとめとしておきます。
コメントを頂いた皆さん、どうもありがとうございます。
その後、末っ子も何となく38℃台に発熱しましたが、
小児科にかかるも、タミフルの処方もなく
(まだ四ヶ月なので)その後何となく解熱しています。
上の2人もすっかり回復しましたが、
上の子はやっと学校に行ったその日に、学級閉鎖で
またまた自宅謹慎の日々で、元気をもてあましています。
妻だけはまだゴホゴホやっています。
しばらく落ち着いていた喘息症状が出てきたかと思われ、
吸入ステロイドを始めています。
子供たち、そして周りの子たちの状況を聞いていると、
だいたい1-2日前から鼻水や咳、微熱など、
風邪っぽい症状が始まり、その後一気に熱が出る
パターンが多いようです。
タミフルを飲んで1日か、せいぜい2日程度で熱は下がります。
おそらく熱が出る前の咳や鼻水で、周りにうつしているのでしょう。
当院に通院している患者さんでは、今のところ幸い、
新型インフルエンザで悪化し、入院に至った喘息患者さんは
おられません。
これが、「大人はかかりにくい」からなのか、
ワクチンや早めのタミフルが効いているからなのか、
今のところは定かではありません。
とりあえず、現状のまとめとしておきます。
posted by ドクターN at 09:06
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2009年11月06日
新型インフルエンザについて、現段階でのまとめ・いつまで流行が続くのか
現段階で、新型インフルエンザにかかったと見られる
患者さんの数は400万人あまりとされています。
大流行というと、2人に1人、とかいうイメージですが、
実際には、3〜4%程度のようです。
まだまだこれから、流行は続きそうな印象です。
沖縄や北海道と言った観光地で感染拡大が
見られている点を見ても、
やはり人が集まるとそこで感染の拡大は起こるようです。
逆に、この程度で済んでいると言うことは、
やはり感染を広げると考えられる、学校において、
学級閉鎖や学年、学校閉鎖を行っていることが
一定の効果を上げているのでしょう(その代わり授業スケジュールは…)。
かつては小学校でインフルエンザワクチンは「必須」でした。
それがなくなって、高齢の方々にインフルエンザが流行したのは
記憶に新しいところですが、やはり、子供は恐ろしいですね。
流行がいつまで続くのか、これは、おそらく
「多くの人々が、しかるべき免疫を持つまで」
でしょう。
それは、ワクチン接種で達成されるかもしれませんし、
多くの方々が、一度は「かかる」まで、
流行が続くのかもしれません。
後から振り返ってみて、はじめてわかることだと思います。
患者さんの数は400万人あまりとされています。
大流行というと、2人に1人、とかいうイメージですが、
実際には、3〜4%程度のようです。
まだまだこれから、流行は続きそうな印象です。
沖縄や北海道と言った観光地で感染拡大が
見られている点を見ても、
やはり人が集まるとそこで感染の拡大は起こるようです。
逆に、この程度で済んでいると言うことは、
やはり感染を広げると考えられる、学校において、
学級閉鎖や学年、学校閉鎖を行っていることが
一定の効果を上げているのでしょう(その代わり授業スケジュールは…)。
かつては小学校でインフルエンザワクチンは「必須」でした。
それがなくなって、高齢の方々にインフルエンザが流行したのは
記憶に新しいところですが、やはり、子供は恐ろしいですね。
流行がいつまで続くのか、これは、おそらく
「多くの人々が、しかるべき免疫を持つまで」
でしょう。
それは、ワクチン接種で達成されるかもしれませんし、
多くの方々が、一度は「かかる」まで、
流行が続くのかもしれません。
後から振り返ってみて、はじめてわかることだと思います。
posted by ドクターN at 17:52
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2009年11月04日
新型インフルエンザについて、現段階でのまとめ・結局、「弱毒型」なのか、「強毒型」なのか
既にマスコミでも、今回の新型インフルエンザについては
多くの専門家がいろいろな意見を述べられています。
一応、患者さんと接しているものとして、いろいろ調べたことも含め、
今回の新型インフルエンザについて、現時点での印象のようなものを
述べてみたいと思います。
マスコミの報道を見ていると、発生当初は「強毒型」と不安をあおり、
政府も水際防止など、過剰反応したのですが、
その後軽症例が多い、と見るや、「弱毒型」だ、たいしたことはない、
と論調が変わっています。
一般の方々も、春先には皆さんマスクをされていましたが、
今では、している方が珍しいですね。
私としては、以前にも書きましたが、
いわゆる毒性は季節型と同列ですが、
人間の側に免疫がないのが問題、と思っています。
おおざっぱな印象で言うと、感染力は強く、どんどん広がりますが、
タミフル、あるいはリレンザを早期から開始すれば、
多くの方々は割と軽くすむようです。
ここが、日本が諸外国、特にアメリカと比べて
重症例が少ない理由とされています。
国民皆保険でタミフルを気軽に?処方できるからこそです。
国民皆保険は高齢化や医療費の高騰などで、
やり玉に挙げられることも多かったわけですが、
今回は役に立っている?といえるのではないでしょうか。
ただし、一部の方は大変激しく、急速に症状が進行し、治療の甲斐もなく
「脳炎・脳症」や「肺炎」で命に関わる結果となっておられます。
お悔やみを申し上げたいと思います。
現時点では、そのような経過になる条件ははっきりしておらず、
基礎疾患があるなし、あるいは年齢にかかわらず、
そういう危険性があるという認識が必要でしょう。
タミフルを内服しても、「間に合わない」という印象があります。
幸い、ワクチンには脳炎・脳症を予防する上でも有効と言われています。
早期の接種を期待します。
それにしても、去年まではあれだけ、
「タミフルで飛び降り!タミフルは怖い」
という論調だったマスコミ(厚労省も?)が、そのことについて全く触れず、
一般の方々もすっかり忘れてしまっているように思えるのは
私だけでしょうか。
マスコミにはもう少し、きっちりとデータを調べ、
それに基づいてものを言っていただきたいし、
一般の方々も、マスコミに振り回されず
もう少し冷静に対応していただきたいものです。
多くの専門家がいろいろな意見を述べられています。
一応、患者さんと接しているものとして、いろいろ調べたことも含め、
今回の新型インフルエンザについて、現時点での印象のようなものを
述べてみたいと思います。
マスコミの報道を見ていると、発生当初は「強毒型」と不安をあおり、
政府も水際防止など、過剰反応したのですが、
その後軽症例が多い、と見るや、「弱毒型」だ、たいしたことはない、
と論調が変わっています。
一般の方々も、春先には皆さんマスクをされていましたが、
今では、している方が珍しいですね。
私としては、以前にも書きましたが、
いわゆる毒性は季節型と同列ですが、
人間の側に免疫がないのが問題、と思っています。
おおざっぱな印象で言うと、感染力は強く、どんどん広がりますが、
タミフル、あるいはリレンザを早期から開始すれば、
多くの方々は割と軽くすむようです。
ここが、日本が諸外国、特にアメリカと比べて
重症例が少ない理由とされています。
国民皆保険でタミフルを気軽に?処方できるからこそです。
国民皆保険は高齢化や医療費の高騰などで、
やり玉に挙げられることも多かったわけですが、
今回は役に立っている?といえるのではないでしょうか。
ただし、一部の方は大変激しく、急速に症状が進行し、治療の甲斐もなく
「脳炎・脳症」や「肺炎」で命に関わる結果となっておられます。
お悔やみを申し上げたいと思います。
現時点では、そのような経過になる条件ははっきりしておらず、
基礎疾患があるなし、あるいは年齢にかかわらず、
そういう危険性があるという認識が必要でしょう。
タミフルを内服しても、「間に合わない」という印象があります。
幸い、ワクチンには脳炎・脳症を予防する上でも有効と言われています。
早期の接種を期待します。
それにしても、去年まではあれだけ、
「タミフルで飛び降り!タミフルは怖い」
という論調だったマスコミ(厚労省も?)が、そのことについて全く触れず、
一般の方々もすっかり忘れてしまっているように思えるのは
私だけでしょうか。
マスコミにはもう少し、きっちりとデータを調べ、
それに基づいてものを言っていただきたいし、
一般の方々も、マスコミに振り回されず
もう少し冷静に対応していただきたいものです。
posted by ドクターN at 18:07
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年11月03日
新型インフルエンザワクチン、接種開始!
各地で新型インフルエンザワクチンの接種が始まりましたね。
しかし現場は結構混乱している様子。
そもそもワクチン自体、なかなか供給されてきません。
うちも子供三人おり、上二人は接種対象。
下は四ヶ月ですから、母親が接種対象です。
いずれも、今のところ、まだまだ接種には至らないようです。
(私自身は、医療従事者枠で、接種していただきました。1回のみですが。)
待つ身としてはやきもきしますが、こればかりは仕方ありません。
現段階での政府発表をおさらいしておきましょう。
妊婦、基礎疾患のある最優先の方は、既に接種、
あるいは接種予約が始まっています。
喘息の持病があり、定期的に通院されている方は、
ほとんどの場合最優先になると思いますので、確認なさって下さい。
ただ、妊婦の方用の、防腐剤?の入っていないワクチンは
少し出荷が遅れているのでしょうか、
当地ではまだ妊婦の方の接種が始まっていません。
接種のスケジュールは、ワクチンの配布スケジュールに
よりますので、市区町村ごとに決まっています。
接種できる医療機関は、結構多く、
かかりつけ医でしていただける、という方も
少なくないのではないでしょうか。
12月頃から、その他の基礎疾患のある方、幼児(就学前)が
接種開始となり、その後小学校低学年、1歳未満児などの保護者、
小学校高学年、中高生、高齢者に順次接種となっています。
接種回数は、今のところ、医療関係者は1回、
それ以外の方は2回となっています。
ただし、今後、ワクチンの不足が予想されることもあり、
13歳以上の方は1回、となるかもしれないとのこと。
詳しくは、市区町村のホームページや、広報を参照して下さい。
もちろんワクチンを打っても、うがい、手洗い、マスクをお忘れなく!
しかし現場は結構混乱している様子。
そもそもワクチン自体、なかなか供給されてきません。
うちも子供三人おり、上二人は接種対象。
下は四ヶ月ですから、母親が接種対象です。
いずれも、今のところ、まだまだ接種には至らないようです。
(私自身は、医療従事者枠で、接種していただきました。1回のみですが。)
待つ身としてはやきもきしますが、こればかりは仕方ありません。
現段階での政府発表をおさらいしておきましょう。
妊婦、基礎疾患のある最優先の方は、既に接種、
あるいは接種予約が始まっています。
喘息の持病があり、定期的に通院されている方は、
ほとんどの場合最優先になると思いますので、確認なさって下さい。
ただ、妊婦の方用の、防腐剤?の入っていないワクチンは
少し出荷が遅れているのでしょうか、
当地ではまだ妊婦の方の接種が始まっていません。
接種のスケジュールは、ワクチンの配布スケジュールに
よりますので、市区町村ごとに決まっています。
接種できる医療機関は、結構多く、
かかりつけ医でしていただける、という方も
少なくないのではないでしょうか。
12月頃から、その他の基礎疾患のある方、幼児(就学前)が
接種開始となり、その後小学校低学年、1歳未満児などの保護者、
小学校高学年、中高生、高齢者に順次接種となっています。
接種回数は、今のところ、医療関係者は1回、
それ以外の方は2回となっています。
ただし、今後、ワクチンの不足が予想されることもあり、
13歳以上の方は1回、となるかもしれないとのこと。
詳しくは、市区町村のホームページや、広報を参照して下さい。
もちろんワクチンを打っても、うがい、手洗い、マスクをお忘れなく!
posted by ドクターN at 18:20
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年10月22日
新型インフルエンザワクチン接種について
今朝新聞を見ましたら、県の広告が小さく載っているだけでした。
おそらく新聞発表はうちの地域だけ?ですね。
お騒がせしました。皆さんはお住まいの都道府県の広報などを参照して下さいね。
おそらく新聞発表はうちの地域だけ?ですね。
お騒がせしました。皆さんはお住まいの都道府県の広報などを参照して下さいね。
posted by ドクターN at 08:31
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年10月21日
新型インフルエンザワクチン接種について
新型インフルエンザワクチン接種について、明日22日の新聞、主要紙の朝刊に載るそうです。
喘息の持病があって、通院されている方は最優先となっています。
要チェックです。
喘息の持病があって、通院されている方は最優先となっています。
要チェックです。
posted by ドクターN at 23:20
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年10月07日
インフルエンザワクチンの副反応・喘息患者さんでの注意点について2
インフルエンザワクチンの主な副反応のうち、
アナフィラキシー反応以外のものは、以下の2つです。
・インフルエンザ様の症状
・局所の反応(腫れたり、しこりができたり)
インフルエンザ・ワクチンの理屈→
http://drenu.sblo.jp/article/868922.html
インフルエンザで起こるさまざまな症状は、
体内に入ってきたウイルスを排除するための身体の反応です。
ウイルスは熱に弱い。
このため、高熱を出してウイルスを弱らせる。
気管支や肺・鼻の中に入ったウイルスを
排除するために痰・鼻水が出る。
腸の中のウイルスを排除するために下痢になる。
ワクチンにはインフルエンザウイルスの成分が含まれています。
インフルエンザの成分が身体の中にはいることで、
身体がインフルエンザに対するのと、
同じような反応を起こします。
インフルエンザに擬似的にかかるわけです。
それが強くでた場合、副反応としての
「インフルエンザ様の症状」
ということになります。
多くの場合、本物の時よりは軽くてすみます。
───────────────────────────────────
結論としては、喘息患者さんが予防接種を受ける際には、
「これまでにどのようなアレルギーがあったか」を
医師に伝えた上、相談して接種を決めていただきたいと思います。
これまでに卵アレルギーを起こされたり、
心配がある方の場合、接種ワクチンを使った
皮内テストを行うこともできます。
ごく少量を皮膚に注射して反応を見てみるものです。
また、接種後のインフルエンザ様症状のことを考えると、
コントロールを普段からしっかり行い、
体調のいいときに接種する、ということも大事ですね。
アナフィラキシー反応以外のものは、以下の2つです。
・インフルエンザ様の症状
・局所の反応(腫れたり、しこりができたり)
インフルエンザ・ワクチンの理屈→
http://drenu.sblo.jp/article/868922.html
インフルエンザで起こるさまざまな症状は、
体内に入ってきたウイルスを排除するための身体の反応です。
ウイルスは熱に弱い。
このため、高熱を出してウイルスを弱らせる。
気管支や肺・鼻の中に入ったウイルスを
排除するために痰・鼻水が出る。
腸の中のウイルスを排除するために下痢になる。
ワクチンにはインフルエンザウイルスの成分が含まれています。
インフルエンザの成分が身体の中にはいることで、
身体がインフルエンザに対するのと、
同じような反応を起こします。
インフルエンザに擬似的にかかるわけです。
それが強くでた場合、副反応としての
「インフルエンザ様の症状」
ということになります。
多くの場合、本物の時よりは軽くてすみます。
───────────────────────────────────
結論としては、喘息患者さんが予防接種を受ける際には、
「これまでにどのようなアレルギーがあったか」を
医師に伝えた上、相談して接種を決めていただきたいと思います。
これまでに卵アレルギーを起こされたり、
心配がある方の場合、接種ワクチンを使った
皮内テストを行うこともできます。
ごく少量を皮膚に注射して反応を見てみるものです。
また、接種後のインフルエンザ様症状のことを考えると、
コントロールを普段からしっかり行い、
体調のいいときに接種する、ということも大事ですね。
posted by ドクターN at 18:30
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年10月06日
インフルエンザワクチンの副反応・喘息患者さんでの注意点について
今では予防接種ガイドラインというものがありまして、
日本小児アレルギー学会の、予防接種に対する見解が
書かれていますので、そこの内容をご紹介します。
最終的な判断は、医師との相談の上、
ご自身の責任で行っていただくようお願いします。
(私が皆さんの健康状態、医療行為によって受けた不利益に対して
責任を負うことは出来ません)
先日も書きましたが、気管支喘息の患者さんは、
<接種に当たって注意を要する人>
にあたります。
基本的には、 ワクチン液の成分でアレルギーを起こした人
あるいは、アレルギーを起こす恐れのある人は、
接種してはいけないことになっています。
しかし、喘息をはじめ、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、
じんましんなどのアレルギー体質であると言うだけでは、
アレルギーを起こす可能性は比較的低いと考えられているのです。
そこで、これまでにどのようなものでアレルギー症状を
起こされたか、などを考慮して問診を行います。
予防接種で起こる、副作用のような現象を
「副反応」と言います。
副反応で最も困るのは、
「アナフィラキシー」のような
急に起こる、強い反応です。
「アナフィラキシー」とは、
重症の場合数分で痙攣が起こったり、
呼吸が止まったりする大変危険な状態です。
これはワクチンの成分で
急なアレルギー反応を起こした結果起こる副反応です。
インフルエンザワクチンの成分で、
アナフィラキシー起こす可能性があるのは卵白成分ですが、
実際ワクチンに含まれている量はきわめて微量であり、
理論的にはアレルギーを引き起こさないだろうと考えられています。
かつてのワクチンには不純物が多く含まれていたため、
そのような副反応が多かったようですが、
現在のワクチンは高度に精製されているため、
そのようなことは「まず」ないとのことです。
(ゼロである、とはなかなか言い切れませんが)
それ以外の副反応は、明日に。
日本小児アレルギー学会の、予防接種に対する見解が
書かれていますので、そこの内容をご紹介します。
最終的な判断は、医師との相談の上、
ご自身の責任で行っていただくようお願いします。
(私が皆さんの健康状態、医療行為によって受けた不利益に対して
責任を負うことは出来ません)
先日も書きましたが、気管支喘息の患者さんは、
<接種に当たって注意を要する人>
にあたります。
基本的には、 ワクチン液の成分でアレルギーを起こした人
あるいは、アレルギーを起こす恐れのある人は、
接種してはいけないことになっています。
しかし、喘息をはじめ、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、
じんましんなどのアレルギー体質であると言うだけでは、
アレルギーを起こす可能性は比較的低いと考えられているのです。
そこで、これまでにどのようなものでアレルギー症状を
起こされたか、などを考慮して問診を行います。
予防接種で起こる、副作用のような現象を
「副反応」と言います。
副反応で最も困るのは、
「アナフィラキシー」のような
急に起こる、強い反応です。
「アナフィラキシー」とは、
重症の場合数分で痙攣が起こったり、
呼吸が止まったりする大変危険な状態です。
これはワクチンの成分で
急なアレルギー反応を起こした結果起こる副反応です。
インフルエンザワクチンの成分で、
アナフィラキシー起こす可能性があるのは卵白成分ですが、
実際ワクチンに含まれている量はきわめて微量であり、
理論的にはアレルギーを引き起こさないだろうと考えられています。
かつてのワクチンには不純物が多く含まれていたため、
そのような副反応が多かったようですが、
現在のワクチンは高度に精製されているため、
そのようなことは「まず」ないとのことです。
(ゼロである、とはなかなか言い切れませんが)
それ以外の副反応は、明日に。
posted by ドクターN at 18:20
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年09月29日
喘息患者さんは、インフルエンザワクチンを接種してはいけないの?
<インフルエンザワクチンを受けることが適当でない人>
つまり、予防接種してはいけない人です。
■(通常37.5℃以上の)発熱がある人
■重篤な急性疾患にかかっている人
■以前にワクチン液の成分でアレルギーを起こした人
■その他
<接種に当たって注意を要する人>
予防接種する前に医師に相談しましょう、という人です。
接種してはいけない、ということではありません。
メリット、デメリットについて、医師の説明を受け、
意見を聞いて決めて下さい、というニュアンスです。
■心臓血管系疾患、腎臓臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の
基礎疾患がある人
■前回のインフルエンザ予防接種で
問題(副反応・アレルギー)が起こった人
■けいれんの既往がある人
■気管支喘息のある人。
■インフルエンザワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、
その他鶏由来の物に対して、アレルギーを起こすおそれのある人
つまり、喘息患者さんは、予防接種出来ない人ではなく、
予防接種する前に医師に相談すべき人である、
ということです。
実際は、卵アレルギーのある方以外には
お勧めすることが多いですが、
必ず、主治医の先生に相談してから
接種するようにして下さいね。
つまり、予防接種してはいけない人です。
■(通常37.5℃以上の)発熱がある人
■重篤な急性疾患にかかっている人
■以前にワクチン液の成分でアレルギーを起こした人
■その他
<接種に当たって注意を要する人>
予防接種する前に医師に相談しましょう、という人です。
接種してはいけない、ということではありません。
メリット、デメリットについて、医師の説明を受け、
意見を聞いて決めて下さい、というニュアンスです。
■心臓血管系疾患、腎臓臓疾患、肝臓疾患、血液疾患等の
基礎疾患がある人
■前回のインフルエンザ予防接種で
問題(副反応・アレルギー)が起こった人
■けいれんの既往がある人
■気管支喘息のある人。
■インフルエンザワクチンの成分又は鶏卵、鶏肉、
その他鶏由来の物に対して、アレルギーを起こすおそれのある人
つまり、喘息患者さんは、予防接種出来ない人ではなく、
予防接種する前に医師に相談すべき人である、
ということです。
実際は、卵アレルギーのある方以外には
お勧めすることが多いですが、
必ず、主治医の先生に相談してから
接種するようにして下さいね。
posted by ドクターN at 18:11
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年09月07日
新型インフルエンザも怖いですが、喘息など呼吸器疾患のある方は、季節型インフルエンザにも注意しましょう
「季節型」と「新型」の、最も大きな違いは、
人類がそれに接触したことがあるかないか、
そしてワクチンがあるかないかです。
これまでに、このメルマガでも再三、
「インフルエンザワクチンは受けた方がいいですよ」
とお勧めして参りました。
それでも、すべての方々がワクチンを
受けてこられたわけではないのが現状です。
私の家族は皆、これまで毎年ワクチンを接種してきましたし、
今後も接種するつもりです。
それは新型でも同じです。
ワクチン接種が可能であるならば接種するつもりですし、
無理ならば仕方がないと思っています。
人類がそれに接触したことがあるかないか、
そしてワクチンがあるかないかです。
これまでに、このメルマガでも再三、
「インフルエンザワクチンは受けた方がいいですよ」
とお勧めして参りました。
それでも、すべての方々がワクチンを
受けてこられたわけではないのが現状です。
私の家族は皆、これまで毎年ワクチンを接種してきましたし、
今後も接種するつもりです。
それは新型でも同じです。
ワクチン接種が可能であるならば接種するつもりですし、
無理ならば仕方がないと思っています。
posted by ドクターN at 13:06
| Comment(2)
| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年09月04日
昨日の記事を踏まえて、インフルエンザの流行目前の現在、診察室で喘息患者さんに申し上げていること
■インフルエンザを100%予防することはできないので、
急に発熱したり、明らかに体の調子がおかしいときは、
すぐに内科にかかりましょう。
(とにかく、早めの治療が一番です)
■普段から、しっかり薬を使って、コントロールをはかりましょう。
■新型インフルエンザのワクチンが手に入れば、
接種するに越したことはありませんが、
季節型インフルエンザのワクチン(毎年うつやつ)も
接種しておきましょう。
■咳が多くなったり、ゼイゼイ言うときには、
まずは、吸入ステロイドを増やしてください。
(調子が良くなったら、減らしましょう)
それでも治まらなければ、呼吸器科へ。
↑↑↑
この項目は、医師や施設によって
対応が異なる可能性がありますので、
主治医に対応を確認するようにしてくださいね!
急に発熱したり、明らかに体の調子がおかしいときは、
すぐに内科にかかりましょう。
(とにかく、早めの治療が一番です)
■普段から、しっかり薬を使って、コントロールをはかりましょう。
■新型インフルエンザのワクチンが手に入れば、
接種するに越したことはありませんが、
季節型インフルエンザのワクチン(毎年うつやつ)も
接種しておきましょう。
■咳が多くなったり、ゼイゼイ言うときには、
まずは、吸入ステロイドを増やしてください。
(調子が良くなったら、減らしましょう)
それでも治まらなければ、呼吸器科へ。
↑↑↑
この項目は、医師や施設によって
対応が異なる可能性がありますので、
主治医に対応を確認するようにしてくださいね!
posted by ドクターN at 12:54
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2009年09月03日
「新型」インフルエンザの流行が予想される今、喘息患者さんに知っておいていただきたいこと
まず、インフルエンザについて、おさらいしておきましょう。
→http://drenu.sblo.jp/article/456086.html
予防接種についてはこちら
→http://drenu.sblo.jp/article/868922.html
よくある誤解はこちら
→http://drenu.sblo.jp/article/870268.html
インフルエンザと喘息に関して、
一般的に言われていることは、以下の通りです。
(1)免疫力が低下していたり、基礎疾患がある場合、インフルエンザが肺炎を起こすなど、重症化しやすい
(2)インフルエンザに感染すると、それをきっかけに喘息が悪化し、発作が起こったりする
(1)はインフルエンザのこと、
(2)は喘息のことについて述べています。
(1)の「基礎疾患」には、喘息も含まれます。
「喘息患者さんは風邪を引きやすい?」を参照ください。
→http://drenu.sblo.jp/article/704880.html
(2)のケースは、インフルエンザでなくても
普通の風邪引きの後にしばしば経験されるところです。
このときに大切なことは、普段のコントロールです。
普段からコントロールがしっかりできている方は、
感染にかかっても悪化しにくいのですが、
普段コントロールが今ひとつの方は悪化しやすいようです。
コントロールがしっかり、というのは、
全く症状がない状態が数ヶ月以上続き、
季節の変わり目にも大丈夫、とお考えください。
少しでも症状が出ることがある、ということは、
不安定な要素がある、ということなのです。
→http://drenu.sblo.jp/article/456086.html
予防接種についてはこちら
→http://drenu.sblo.jp/article/868922.html
よくある誤解はこちら
→http://drenu.sblo.jp/article/870268.html
インフルエンザと喘息に関して、
一般的に言われていることは、以下の通りです。
(1)免疫力が低下していたり、基礎疾患がある場合、インフルエンザが肺炎を起こすなど、重症化しやすい
(2)インフルエンザに感染すると、それをきっかけに喘息が悪化し、発作が起こったりする
(1)はインフルエンザのこと、
(2)は喘息のことについて述べています。
(1)の「基礎疾患」には、喘息も含まれます。
「喘息患者さんは風邪を引きやすい?」を参照ください。
→http://drenu.sblo.jp/article/704880.html
(2)のケースは、インフルエンザでなくても
普通の風邪引きの後にしばしば経験されるところです。
このときに大切なことは、普段のコントロールです。
普段からコントロールがしっかりできている方は、
感染にかかっても悪化しにくいのですが、
普段コントロールが今ひとつの方は悪化しやすいようです。
コントロールがしっかり、というのは、
全く症状がない状態が数ヶ月以上続き、
季節の変わり目にも大丈夫、とお考えください。
少しでも症状が出ることがある、ということは、
不安定な要素がある、ということなのです。
posted by ドクターN at 12:35
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2006年06月19日
喘息とインフルエンザ・いくつかの誤解
喘息の患者さんには、インフルエンザの予防接種をお勧めしています。
詳しくは↓↓↓
http://drenu.sblo.jp/article/456086.html
インフルエンザワクチンの考え方はこちら
↓↓↓
http://drenu.sblo.jp/article/868922.html
インフルエンザとインフルエンザワクチンに関しては、
いくつかの誤解がありますので
上の記事に付け加えて解説していきます。
■ワクチンをうったら風邪を引かない(ウソ)
ワクチンの効果は、あくまでも
「インフルエンザにかかりにくくする、あるいは
かかったときの症状を軽くする」
ことにあります。
普通の風邪にはもちろんかかりますし、
インフルエンザにもかかることはあります。
でも、インフルエンザの場合、症状は
「うってなかったときよりも」軽くて済むわけです。
特に喘息患者さんは、ワクチンをうっておくと
かかったときの症状が楽です。
また、家族全員でうっておくと
患者さんにうつす可能性が減ります。
保育園に通っている場合には、園児の皆さんが
うって頂くといいのですが、なかなかそうもいかないでしょうか。
■ワクチンをうつとインフルエンザになる(ウソ)
ワクチンにはインフルエンザウイルスは含まれていませんので、
ワクチンでインフルエンザになることは決してありません。
ただし、ワクチンにはインフルエンザウイルスの
成分が含まれていて、それに対して身体が
インフルエンザのような症状を起こすことがあります。
インフルエンザに擬似的にかかるわけです。
そうなることで免疫がつきますから、
まさにそれがワクチンの役目なのです。
それを誤解されて「ワクチンでかえってインフルエンザになった」
と言われる方がおられます。
決してそんなことはありません。
■風邪を引いているとワクチンはうてない(ウソ)
一応、37.5℃以上になると接種は
やめておいた方がいいと言われています。
それは、身体が発熱していたりすると
ワクチンの効果が薄れると考えられているからです。
ただ、鼻風邪程度なら大丈夫、と接種するケースは
少なくありません。
インフルエンザワクチンの接種時期は、
ただでさえ風邪を引きやすくなるシーズンです。
鼻風邪があるから、と接種がずれたり
接種できなかったりでは本末転倒ですから。
■タミフルを飲むとインフルエンザはすぐ治る(ウソ)
タミフルを服用したときの効果は、
服用しないときに比べて熱の出ている期間が
約1日短くなるというものです。
その効果は決して無視できないものですが、
普通のインフルエンザの場合、
タミフルを必ずしも飲まなくてもちゃんと治ります。
ワクチンをうっておられればなおのことです。
新型インフルエンザの場合は確かに、
タミフルが頼みの綱のような言い方をされています。
でも実際、本当にタミフルが効くのかどうかは
使ってみなくてはわかりません。
ご心配はよくわかりますが、現時点では
ワクチンをうっておけば備えは充分だと思います。
■高熱が続くと脳がやられるので、解熱剤を使う(迷信)
高熱で脳がやられるというのは、迷信のようなものです。
以前は髄膜炎や脳炎などの合併症と
普通のインフルエンザとの区別がなかなか出来ませんでした。
そういう病気で脳に障害が出たのを
「高熱のせい」と思われたのでしょう。
もちろん、高熱は体力を奪いますから、
熱を下げてあげることも必要になります。
その場合、解熱剤はタイミングも大事ですが、何を使うかが大事です。
「アスピリン(バファリン)」などの市販薬や
「ボルタレン」「ポンタール」という処方薬は
インフルエンザの子どもには使用してはいけません。
インフルエンザの子どもにそれらの薬を使った場合、
脳に障害を起こす合併症が起きやすくなることがわかったからです。
では何を使うのかというと、
原則はアセトアミノフェンという薬です。
小児科で処方されるのはまず間違いなくアセトアミノフェンですが、
念のため内服させる前には必ず確認するようにしてください。
アセトアミノフェンは解熱効果は弱いのですが、
安全性には替えられません。
詳しくは↓↓↓
http://drenu.sblo.jp/article/456086.html
インフルエンザワクチンの考え方はこちら
↓↓↓
http://drenu.sblo.jp/article/868922.html
インフルエンザとインフルエンザワクチンに関しては、
いくつかの誤解がありますので
上の記事に付け加えて解説していきます。
■ワクチンをうったら風邪を引かない(ウソ)
ワクチンの効果は、あくまでも
「インフルエンザにかかりにくくする、あるいは
かかったときの症状を軽くする」
ことにあります。
普通の風邪にはもちろんかかりますし、
インフルエンザにもかかることはあります。
でも、インフルエンザの場合、症状は
「うってなかったときよりも」軽くて済むわけです。
特に喘息患者さんは、ワクチンをうっておくと
かかったときの症状が楽です。
また、家族全員でうっておくと
患者さんにうつす可能性が減ります。
保育園に通っている場合には、園児の皆さんが
うって頂くといいのですが、なかなかそうもいかないでしょうか。
■ワクチンをうつとインフルエンザになる(ウソ)
ワクチンにはインフルエンザウイルスは含まれていませんので、
ワクチンでインフルエンザになることは決してありません。
ただし、ワクチンにはインフルエンザウイルスの
成分が含まれていて、それに対して身体が
インフルエンザのような症状を起こすことがあります。
インフルエンザに擬似的にかかるわけです。
そうなることで免疫がつきますから、
まさにそれがワクチンの役目なのです。
それを誤解されて「ワクチンでかえってインフルエンザになった」
と言われる方がおられます。
決してそんなことはありません。
■風邪を引いているとワクチンはうてない(ウソ)
一応、37.5℃以上になると接種は
やめておいた方がいいと言われています。
それは、身体が発熱していたりすると
ワクチンの効果が薄れると考えられているからです。
ただ、鼻風邪程度なら大丈夫、と接種するケースは
少なくありません。
インフルエンザワクチンの接種時期は、
ただでさえ風邪を引きやすくなるシーズンです。
鼻風邪があるから、と接種がずれたり
接種できなかったりでは本末転倒ですから。
■タミフルを飲むとインフルエンザはすぐ治る(ウソ)
タミフルを服用したときの効果は、
服用しないときに比べて熱の出ている期間が
約1日短くなるというものです。
その効果は決して無視できないものですが、
普通のインフルエンザの場合、
タミフルを必ずしも飲まなくてもちゃんと治ります。
ワクチンをうっておられればなおのことです。
新型インフルエンザの場合は確かに、
タミフルが頼みの綱のような言い方をされています。
でも実際、本当にタミフルが効くのかどうかは
使ってみなくてはわかりません。
ご心配はよくわかりますが、現時点では
ワクチンをうっておけば備えは充分だと思います。
■高熱が続くと脳がやられるので、解熱剤を使う(迷信)
高熱で脳がやられるというのは、迷信のようなものです。
以前は髄膜炎や脳炎などの合併症と
普通のインフルエンザとの区別がなかなか出来ませんでした。
そういう病気で脳に障害が出たのを
「高熱のせい」と思われたのでしょう。
もちろん、高熱は体力を奪いますから、
熱を下げてあげることも必要になります。
その場合、解熱剤はタイミングも大事ですが、何を使うかが大事です。
「アスピリン(バファリン)」などの市販薬や
「ボルタレン」「ポンタール」という処方薬は
インフルエンザの子どもには使用してはいけません。
インフルエンザの子どもにそれらの薬を使った場合、
脳に障害を起こす合併症が起きやすくなることがわかったからです。
では何を使うのかというと、
原則はアセトアミノフェンという薬です。
小児科で処方されるのはまず間違いなくアセトアミノフェンですが、
念のため内服させる前には必ず確認するようにしてください。
アセトアミノフェンは解熱効果は弱いのですが、
安全性には替えられません。
posted by ドクターN at 11:10
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2006年06月18日
インフルエンザの症状・インフルエンザワクチンの理屈
喘息患者さんにインフルエンザの予防接種をお勧めする理由は
↓↓↓
http://drenu.sblo.jp/article/456086.html
インフルエンザで起こるさまざまな症状は、
体内に入ってきたウイルスを排除するための身体の反応なのです。
ウイルスは熱に弱い。このため、高熱を出してウイルスを弱らせる。
気管支や肺・鼻の中に入ったウイルスを
排除するために痰・鼻水が出る。
腸の中のウイルスを排除するために下痢になる。
そのぐらいしないと、なかなかウイルスはやっつけられないのです。
これまでの人生ですでに経験したことのあるウイルスに感染した場合、
身体は効率の良い排除方法を身につけています。
ですから、それほど強い症状を起こさなくても
治ってしまうんですね。
一方、経験したことのないウイルスが体内に入ると
身体は「なんじゃこりゃ」と大あわてです。
ウイルスを排除するために、
それはそれは激しい症状が起こります。
命にかかわることも少なくありません。
今までに感染したことがないウイルスに、
擬似的にでもかかっておけば
本当にかかった場合に症状が軽くて済むわけです。
そのために使われるのがワクチンです。
ワクチンにはインフルエンザウイルスの成分が
含まれています。
インフルエンザの成分が身体の中にはいることで、
身体がインフルエンザに対する反応を起こします。
インフルエンザに擬似的にかかるわけです。
それに対して身体が
インフルエンザのような症状を起こします。
そうなることで免疫がつくのです。
↓↓↓
http://drenu.sblo.jp/article/456086.html
インフルエンザで起こるさまざまな症状は、
体内に入ってきたウイルスを排除するための身体の反応なのです。
ウイルスは熱に弱い。このため、高熱を出してウイルスを弱らせる。
気管支や肺・鼻の中に入ったウイルスを
排除するために痰・鼻水が出る。
腸の中のウイルスを排除するために下痢になる。
そのぐらいしないと、なかなかウイルスはやっつけられないのです。
これまでの人生ですでに経験したことのあるウイルスに感染した場合、
身体は効率の良い排除方法を身につけています。
ですから、それほど強い症状を起こさなくても
治ってしまうんですね。
一方、経験したことのないウイルスが体内に入ると
身体は「なんじゃこりゃ」と大あわてです。
ウイルスを排除するために、
それはそれは激しい症状が起こります。
命にかかわることも少なくありません。
今までに感染したことがないウイルスに、
擬似的にでもかかっておけば
本当にかかった場合に症状が軽くて済むわけです。
そのために使われるのがワクチンです。
ワクチンにはインフルエンザウイルスの成分が
含まれています。
インフルエンザの成分が身体の中にはいることで、
身体がインフルエンザに対する反応を起こします。
インフルエンザに擬似的にかかるわけです。
それに対して身体が
インフルエンザのような症状を起こします。
そうなることで免疫がつくのです。
posted by ドクターN at 22:13
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| インフルエンザと喘息に関する記事
2006年03月13日
喘息患者さんのインフルエンザ予防接種
インフルエンザのことは、けっこうテレビや新聞でも触れられているので、
ご存じの方も多いと思います。
インフルエンザとはごくごくかいつまんで言うと、
普通のかぜとは全く違う
「インフルエンザウィルス」によって起こる病気です。
普通のかぜがくしゃみ、鼻水、咳、などが主な症状なのに対し、
インフルエンザの症状は高熱(39℃以上)・全身の激しい症状
(頭痛、全身の筋肉痛、関節痛、おう吐、下痢、倦怠感)などですね。
それが、4,5日から、長い人で10日ぐらい続くわけです。
なった方はよくわかると思いますが、大変に辛い日々です。
また、こじらせると肺炎になることもあります。
まれですが、小さい子供が脳炎、脳症になり命を落としたり、
後遺障害をきたすこともあります。
昔から言う、「かぜは万病のもと」とは、これのことだと思います。
喘息の方がインフルエンザにかかった場合、
1.それをきっかけに発作が起こることがあり、大変に苦しい思いをする
2.こじらせて肺炎になりやすい可能性がある
ことから、私は基本的に皆さんに予防接種をお勧めしています。
ちょっと高いけど、つらい思いをせずにすむなら・・・
と、私は思うのですが、皆さんはどう思いますか。
予防接種をうけて、よくないことと言えば、
あたりです。
合併症やアレルギーは、インフルエンザがこじれる可能性に比べたら
ずいぶん低いんですが、まだまだ予防接種に抵抗がある方も
多いようですね。
*卵アレルギーのある方、以前にインフルエンザの予防接種で
アレルギーが起こった方は、アレルギー、ショックが起こる
可能性がありますので受けることは出来ません!ご注意を。
↑↑ 予防接種(ワクチン)は卵をベースにして作られているんです。
*それ以外の方に予防接種をしたからといって
発作が出るというケースは、ごくまれです。
<大事点>
インフルエンザの予防接種、受けた方が楽ですよ!
ご存じの方も多いと思います。
インフルエンザとはごくごくかいつまんで言うと、
普通のかぜとは全く違う
「インフルエンザウィルス」によって起こる病気です。
普通のかぜがくしゃみ、鼻水、咳、などが主な症状なのに対し、
インフルエンザの症状は高熱(39℃以上)・全身の激しい症状
(頭痛、全身の筋肉痛、関節痛、おう吐、下痢、倦怠感)などですね。
それが、4,5日から、長い人で10日ぐらい続くわけです。
なった方はよくわかると思いますが、大変に辛い日々です。
また、こじらせると肺炎になることもあります。
まれですが、小さい子供が脳炎、脳症になり命を落としたり、
後遺障害をきたすこともあります。
昔から言う、「かぜは万病のもと」とは、これのことだと思います。
喘息の方がインフルエンザにかかった場合、
1.それをきっかけに発作が起こることがあり、大変に苦しい思いをする
2.こじらせて肺炎になりやすい可能性がある
ことから、私は基本的に皆さんに予防接種をお勧めしています。
ちょっと高いけど、つらい思いをせずにすむなら・・・
と、私は思うのですが、皆さんはどう思いますか。
予防接種をうけて、よくないことと言えば、
- 合併症(薬の副作用と同じです)
- 予防接種によるアレルギー
- 一時的に軽いインフルエンザ症状が起こる
あたりです。
合併症やアレルギーは、インフルエンザがこじれる可能性に比べたら
ずいぶん低いんですが、まだまだ予防接種に抵抗がある方も
多いようですね。
*卵アレルギーのある方、以前にインフルエンザの予防接種で
アレルギーが起こった方は、アレルギー、ショックが起こる
可能性がありますので受けることは出来ません!ご注意を。
↑↑ 予防接種(ワクチン)は卵をベースにして作られているんです。
*それ以外の方に予防接種をしたからといって
発作が出るというケースは、ごくまれです。
<大事点>
インフルエンザの予防接種、受けた方が楽ですよ!
posted by ドクターN at 11:16
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| インフルエンザと喘息に関する記事



