喘息と後鼻漏の関係を取り上げます。
「後鼻漏」とは、アレルギー性鼻炎や花粉症、副鼻腔炎(蓄膿症)に
よって作られた鼻汁が、少しずつ鼻の後ろから咽喉頭(のど)に流れ、
その刺激で咳が出る状態です。
ですから一つの病気ではなく、いろいろな病気によって
起こった状態を指します。
よくある症状は、鼻汁や鼻閉(鼻づまり)の症状とともに
咳や「のどのいがいがした感じ」です。
前の鼻の穴から鼻汁がでないと鼻の症状として感じないことも多く、
のどに流れ込んだ鼻汁を「たんが増えた」というふうに
感じることもあります。
「たんが多い。咳が出る」という症状から、
後鼻漏はしばしばぜんそくという診断をされることもあります。
また、喘息患者さんが鼻炎も併発すると後鼻漏が起こるため、
初めて診察する患者さんですと診断、治療に難儀することもあります。
あまりそういう患者さんを診察したことのない医師だとなおさらです。
喘息と後鼻漏を見分けるポイントは、喘息には効果のある
気管支拡張薬や吸入ステロイドが後鼻漏には全く効果がない点です。
ですから「喘息」との診断で薬を使っているのになかなか症状が
良くならない場合、後鼻漏のある、または併発している可能性も
考える必要があります。
喘息も後鼻漏も、レントゲンでは何も異常は見られません。
これらを診断するための検査は、肺機能検査や鼻の検査、
薬剤吸入試験などです。しかしこれらは開業医レベルでの施行は困難です。
薬剤吸入試験は大学病院クラスでないとしていないと思います。
検査を行わなくても、薬を使ってみて効果を確認する、
というやり方で診断することは可能です(効果を見るため
診断には時間がかかりますが)。
主治医に日頃からしっかり症状を伝える必要がありますね。
2006年03月16日
喘息と後鼻漏
posted by ドクターN at 09:04
| Comment(16)
| 喘息のさまざまな症状についての記事




いつもblog見てます
よろしくお願いします☆
基本的にすべてのご質問にお答えするように努力していますが、残念ながらこういうご質問にはお答えが難しいです。
診察せずに診断をすることは出来ません。そもそも診断が正しいかどうか、どのような薬を使っておられるか、どういう経緯なのかが全くわからないので、アドバイスができかねます。
メルマガに書いてある「お願い」をお読みいただき、改めてご質問をいただけませんでしょうか。
腰が痛いのは辛いものです。
私も14年間悩まされました。
私が考案した腰痛解消法をお試しください。
現在、日本で一番多く実践されるようになりました。
【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。
腰をお大事に。
今、咳に悩んでます。鼻水は多少ありますが熱もなく喉も痛くありません。
一度咳こむと止まらず吐きそうになることもあります。
咳を止める方法はありませんか?
まずは診察を受け、正しい診断をしてもらいましょう。
診断さえ正しくつけば、咳を止める方法は見つかるはずですよ。
よろしくお願いいたします。
副鼻腔炎からの後鼻漏で激しい咳、しつこい痰、呼吸困難は起こりますが、検査所見、これまでの手術の術式もわかりませんので、実際に診ていただいている医師以上の回答はできないと思います。
なかなかこの症状を家族、会社の理解を得られず困っていました。
でもこちらのブログを拝見させていただいてこういう気管支症状と関連があったんだということでビックリしております。
この後鼻漏と気管支の関連性は周知されてないような気がいたしますがいかがでしょうか?
(今まで鼻症状を意識したドクターはいませんでした。)
今後はとりあえず慎重に耳鼻科、呼吸器科に相談しながら治療を進めていこうと思います。
気管支症状までも、そこそこあると思うのですが…。
とりあえず今の処方は朝はクラリス、アレロック。夜はシングレアとアレロックをいただいています。ゆっくりではありますが咳のほうは落ち着きつつあります。呼吸苦、微熱、痰がらみはしつこくありますが…。
そこでたびたびのご質問なのですがこの症状にぴったりの薬はありますでしょうか?
長期化しそうなので参考までに教えていただければ幸いです。
お手数ですがよろしくお願いいたします。
咳喘息の方が診断がついた後、コントロールしやすいことが多いですね。
お薬は使われているもので妥当と思います。
そうですか…。
呼吸困難がうっとうしくて狂いそうです
とりあえず地元では大きい大学病院を紹介してもらえるとのことで耳鼻咽喉科にて入院、手術を予定してます。
ここ数年、自分の病名が分からず何年間も効かない吸入薬を処方されすごくストレスでした。呼吸苦の症状を訴えても自律神経と言われる始末
そこでこちらのHPを拝見して大袈裟かも知れませんが今まで(35年間)で一番救われました。
感謝しております。
そこでまたしつこい質問なのですが肺機能検査は異常無し(平均よりもいいそうです。)なのに症状(ほぼ24時間あります。)があるのはなぜなのでしょうか?
また後鼻漏による呼吸困難はこんなにもしつこいものなのでしょうか?
お願いいたします。
呼吸困難という症状は、本当に複雑で、肺機能とも、酸素量とも関係がないこともあるのです。
後鼻漏が難治であるということは、それによる症状も残念ながらしつこいということになります。
そうですか…
わかりました。長年苦しんできた症状なのでここらで根気よく手術、治療したいと思います。
お手数ですがまたお聞きしたいことがありましたらメールさせていただきます。
この度は本当にありがとうございました!私にとって大きな前進になりました!
息苦しさと声枯れで地元の耳鼻科、呼吸器科に受診し
アレルギー性鼻炎、喘息の薬を処方していただき
色々と試してきましたが一向に改善されず悩まされてきました
こちらのHPを見、コメントを書かれた方々の体験を読み
やっとコレだ!と思い当りました
後鼻漏の悩みを理解してもらえる耳鼻科医を探してみようと思います
ありがとうございました