肺機能について、以前にも述べましたが、
改めて、まとめて説明させていただきます。
■TLC(Total Lung Capacity:全肺気量):
息をいっぱいに吸ったときに、
肺のなかに存在するすべての空気量
これは、「肺の大きさ」を意味します。
■VC(Vital Capacity:肺活量):
いわゆる普通の肺活量=
息をいっぱいに吐いたところから、いっぱいに吸ったところまでに
肺の中に入る空気の量
これは、肺に出入りできる空気の量を表します。
VCが基準値(同じ年齢、性別、身長の健康な人で測定したときの標準的な値)
に比べて、何%にあたるかを示したものを%VCといい、
肺活量が減って、正常値(理想値)の80%を下回る場合を、
「拘束性障害」といいます。
■RV(residual volume:残気量):
息をいっぱいに吐いたときに
気道の中に残っている空気の量
これは、肺の中にあるけれども、呼吸には関係のない、
「ムダな空気」の量を表します。
■FEV1(1秒量):
息をいっぱいに吸って、思い切り勢いよく吐くときに
最初の1秒間に吐き出せる空気の量をといいます。
■FEV1%(1秒率):息をいっぱいに吸って、思い切り勢いよく吐くときに
最初の1秒間に肺全体の何%の空気を吐き出せるかを表します。
1秒率が70%を下回る場合、閉塞性障害といいます。
息を吐くときに抵抗があると、1秒量や1秒率が悪くなります。
肺機能検査で1秒率70%未満の場合を、
「閉塞性障害」というのです。
閉塞性障害、拘束性障害、どちらもある場合
「混合性障害」といいます。
2011年01月21日
肺機能検査の見方、検査項目の解説
posted by ドクターN at 12:53
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呼吸機能検査について質問させてください。
1秒率の分母は、肺活量なのでしょうか?努力性肺活量なのでしょうか?
私の1秒率は、肺活量を分母にすると70%、努力性肺活量を分母にすると55%なのです…。
そもそも肺活量が1.7Lなので論外かもしれませんが、1秒率が2種類あって、それぞれがどのように使い分けられているのか、気になりました。
お手隙の際に、お考えをお聞かせいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
なかなかメルマガも出せずにゴメンナサイ。
さて1秒率ですが、実は提唱した人によって2種類あります。
Gaenslerの1秒率とTiffeneauの1秒率で、
Gaenslerの1秒率=分母が努力性肺活量
Tiffeneauの1秒率=分母が肺活量です。
最近では、Gaenslerの1秒率を使うのが一般的で、使い分けは私にもよくわかりません…。
今年に入って、救急と入院だけでなく、定期の外来受診も大学病院になりました。
そこで改めて呼吸機能検査をしてもらったのですが、前にお世話になっていた病院と比べてデータの種類が多かったので、不思議に思ってたんです。
やっぱり2種類あるんですね!
それにしても、呼吸機能検査は体力の消耗が激しい検査ですよね…。
検査後、2日、寝込みました…(泣)