今日はメルマガの内容を取り上げます。
よく、苦しい、あるいは苦しそうだけれど喘鳴(ぜいぜい)がない、
これは喘息ではないのか、と尋ねられます。
答えは、「診察しないとわからない」。
なぜか。通常喘息の場合、気管支の壁が分厚くなり、
空気の通り道が狭くなることで喘鳴が起きます。
空気の通り道が狭く、細くなって
(笛の原理で)音がしているのです。
太い気管支の場合はそうなのですが、
末梢気道(気管支の端っこの方)は、
直径が1mmにも満たない、とっても細いものです。
それで、末梢気道のような細い気管支は
痰が分泌されるだけで簡単に詰まってしまいます。
詰まってしまうと、空気は通りません。
ということは、そこでは音はでないのです。
痰が切れるようになって出だすと
細い気道に空気が通るようになりますから、
喘鳴が出てくるようになります。
発作が強い間は喘鳴がなく、
痰が切れて少し症状が和らいでから
喘鳴が出てくることもあるのです。
ですから、強い発作→喘鳴がないこともある
喘鳴がある→強い発作とは限らない
となります。
聴診器は、身体の中の音を拡大して
聞けるようにしたものです。
聴診器なしでもぜいぜいが聞こえることがありますが、
聴診器を使って初めて聞こえることもあります。
もちろん、医師は聴診器で喘鳴が聞こえるかどうかを
診断や今の状態を判断する根拠の一つにしています。
しかし、それがすべてではありません。
本人の「苦しい」「息がしにくい」といった症状、
顔色や息の仕方など、総合的に判断します。
客観的な数字としては、肺機能やピークフローなども
大いに参考になります。
最近では体内の酸素量を簡単に測れるように
なりましたから、重症の場合はすぐわかります。
こういったことのすべてを医師は総合的に判断しています。
家庭では、発作なのか?どうなのか?
判断が出来ないことも決して少なくないと思います。
1つの判断材料として気管支拡張薬を使ってみる、
というやり方は比較的わかりやすいです。
http://drenu.sblo.jp/article/461952.html
http://drenu.sblo.jp/article/657867.html
でも、末梢気道が詰まっている場合、
肝心の詰まっているところに吸入薬が届かず、
効果が出ないこともあるのです。
ですから、「苦しい」「息がしにくい」などの症状があり
発作かどうかの判断に迷うときは、医師の診察を受けるのが
安心だと思います。
問題は、そういうことを知らない医師が
少なくないということです。
子供でも大人でも、呼吸器を専門とする医師でなければ
そこまでは知られていないのが現状です。
ですから、少しでも呼吸器専門医の数を
増やす必要があるのです。
2006年08月11日
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喉だけが苦しい 呼吸がしづらいなどの
症状が続き呼吸器科で肺機能検査にて
普通の人より吐く息の量が少ないと言われ
持続型喘息と診断されました。そのときの
治療は何もしてもらえずアドエアとメプチンを
処方されただけでした。家に帰って早速使って見たのですが何の変化もなく。。最近は症状も頻繁になってきてしまっていて。。どう治療してもらえば楽になるのでしょうか?苦しくて眠れません
喘息状態が慢性で、リモデリングが甚だしいために効果がないのか、それ以外の原因があるのか、見極めていただく必要があると思います。
3年前から成人喘息なのですが、
息を吐くときにものすごいヒューヒューと音は聞こえるけれど、病院に行くと「喉から音がしているが、肺や気管支からではない。喘息の発作ではないのではないか」と言われ、なり始めのころは救急に運ばれても、なかなか喘息の点滴をしてもらえませんでした。
結局すったもんだしてから「じゃぁ一応喘息の点滴をしようか」となり、点滴をすると音は収まります。
酸素もそれなりにあるので大丈夫なはずなんだけど・・・と、心の病ではないかと救急搬送先の大きな病院ではと言われました。
喘息の吸入をすると、どこか一部は楽になった気がするのですが、でも喉の奥に閉塞感があり、結局喘息の点滴をするまでそれは消えません。
かかりつけ医は、喉から音はするけれども、一連の状態を喘息として判断されているようで、喘息の投薬を受けています。
それでもやはり、月に1〜3回ほど発作は出るのですが。。。
気管支や肺から喘鳴がするのは3回のうち1回ぐらいの割合で、あとは大体喉からします。
喉から音がするのがそんなにおかしいのか(だって本当に苦しいから)今まで不思議だったのですが、こちらに記載の文章が大いに参考になりました。
ありがとうございます。
この10月に一度喘息と診断されて治療をはじめているものです。
40代女性です。
アドエアとフルタイドと検索して、こちらにたどり着きました。
とても丁寧に書かれていて、腑に落ちない状態が随分落ち着きました。
全てのお医者様が このように丁寧に教えてくださればいいなあと感じています。
さて、前置きが長くなりましたが、教えていただきたいことがあります。
質問の前に、自分の症状をお伝えさせていただきます。
私は 咳も胸の音もきれいだったらしく、
喘息と診断されるまでに時間がかかりました。
主な症状としては、朝起きた時に濃い黄色の痰がでることと、坂道を歩いていると胸が痛くなること、喉から胸の違和感などでした。
治療をはじめた当初は アドエアとシングレア、アレグラが処方されましたが、
シングレアの副作用(頭がボーッとして、めまいが起きた)により中止し
今は、フルタイド100を朝夕2パフずつ、
インタールの吸入を一日4回、
アレグラ
にかわりました。
そこで質問なのですが、朝、黄色い痰が出るのは、喘息でも起こることなのでしょうか。
また、2ヶ月続けても、朝の痰が出るのが治らないのは どうしてだと思われますか。
因みに、痰は量が少なくなる時もありました。
ただ、何かの拍子で、またで始めています。
量は 見た目ですが、1cm強四方位です。
いろいろな可能性がありすぎて、何とも申し上げようがないのですが…。
痰が濃縮されれば黄色くなります。
朝一番は特に、寝ている間にたまった痰が濃縮されていますから、出ることもあります。
朝の痰は…喘息の治療をきっちりされているのであれば、喘息以外の病態が合併していないかどうか、というところではないでしょうか。