基本的にはアドエアと同じ考え方です。
シムビコートを開始されて、症状が全く出ない期間が3ヶ月以上続けば、「落ち着いた」と判断し、一段階ずつ薬を減らします。
シムビコートの初期用量は1回2吸入×1日2回、合計1日4吸入がスタンダードです。もちろん、重症な患者さんであれば1回4吸入×1日2回、合計1日8吸入まで増やせます。
重症な方が安定すれば3ヶ月後に1回2吸入×1日2回に減らします。そして2×2からの減らし方ですが、普通はβ刺激薬を抜いたパルミコート(200)に変更し、1回2吸入×1日2回を続けます。
パルミコート(200)は1回200μg吸入できる器具です。シムビコートの吸入ステロイド分と1回量が同等なので、単純にβ刺激薬を抜いたことになり、わかりやすいです。
それで安定していれば、次はパルミコート(200)、1回1吸入×1日2回とします。
その次はパルミコート(100)があれば、それを1回1吸入×1日2回とするか、パルミコート(200)を1回1吸入×1日1回、という感じにします。
パルミコートは効果が半日くらいしか続かないので、症状が夜間だけ、とか決まった時間帯の方は1日1回でもいいと思いますが、1日中症状があったような方は、1日2回吸入される方がいいでしょう。
この三段階くらいが順調に経過すれば、完全にやめられると思います。
以下はアドエアの時と同様ですので、
http://drenu.sblo.jp/article/50462246.html
をご覧ください。
2011年12月01日
シムビコートで治療開始された方の、お薬の減らし方
posted by ドクターN at 12:47
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| 喘息の治療や薬についての記事
2011年11月15日
アドエアで治療開始された方の、お薬の減らし方
久しぶりの更新となりました。
アドエアの記事にいただいたご質問を受けまして、あまりはっきり書いていなかったように思いましたので、記しておきますね。
基本的に、吸入ステロイドを開始されて、症状が全く出ない期間が3ヶ月以上続けば、「落ち着いた」と判断され、一段階ずつ薬を減らします。
アドエア250であれば、次はフルタイド200×1日2回、1回1吸入、その次はフルタイド100×1日2回、1回1吸入かフルタイド200×1日1回、1回1吸入、という感じで三段階くらい経過すれば、完全にやめられると思います。
このステップを経ずにいきなり止めると、吸入ステロイドの効果がある程度残るため、しばらくはいいのですが、多くのケースで症状が再発します。つまり、「しばらく発作がなかったからといって、治ったわけではない」ということです。
「症状が出ない」ということと、「治ってしまった」というところに乖離があるのですね。症状が出なくても喘息状態はくすぶっているわけです。
「治ってしまったかどうか」を外から判断できる方法はありません。限られた施設では気道過敏性をみる検査をやっていますが、多くの施設ではできません。そこで、「ひとまず落ち着いたと見込まれるかどうか」を判断する指標としてよく使われるのが、
3ヶ月間(以上)、症状が全く出ない期間があるかどうか
なのです。
あくまで、ひとまず落ち着いたかどうか、です。
ひょっとしたら、かなり「治ってしまった」に近い状態かもしれない。
でも、薬を止めると、すぐ元に戻って症状が出てしまうような、そんな不安定な状態かもしれない。
そんな状態で薬を止めて、すぐに悪化しては元も子もない。
症状が出ている間は、喘息が悪化し続けることになるわけですから、症状はできるだけ出さずに、薬を減らしていきたいわけです。
ですから、少しだけ(一段階)、薬を減らして(弱めて)どうなるか、確認するのです。
一段階減らして大丈夫、となればもう一段階、という具合で、最初に書いたやり方で減らしていきます。
患者さんからすれば、「早く減らしてよ」と思われるでしょうが、こちらとしては、できるだけ患者さんにとってよい結果となるように、慎重に慎重に事を運んでいるのです。このあたりをご理解いただければと思います。
アドエアの記事にいただいたご質問を受けまして、あまりはっきり書いていなかったように思いましたので、記しておきますね。
基本的に、吸入ステロイドを開始されて、症状が全く出ない期間が3ヶ月以上続けば、「落ち着いた」と判断され、一段階ずつ薬を減らします。
アドエア250であれば、次はフルタイド200×1日2回、1回1吸入、その次はフルタイド100×1日2回、1回1吸入かフルタイド200×1日1回、1回1吸入、という感じで三段階くらい経過すれば、完全にやめられると思います。
このステップを経ずにいきなり止めると、吸入ステロイドの効果がある程度残るため、しばらくはいいのですが、多くのケースで症状が再発します。つまり、「しばらく発作がなかったからといって、治ったわけではない」ということです。
「症状が出ない」ということと、「治ってしまった」というところに乖離があるのですね。症状が出なくても喘息状態はくすぶっているわけです。
「治ってしまったかどうか」を外から判断できる方法はありません。限られた施設では気道過敏性をみる検査をやっていますが、多くの施設ではできません。そこで、「ひとまず落ち着いたと見込まれるかどうか」を判断する指標としてよく使われるのが、
3ヶ月間(以上)、症状が全く出ない期間があるかどうか
なのです。
あくまで、ひとまず落ち着いたかどうか、です。
ひょっとしたら、かなり「治ってしまった」に近い状態かもしれない。
でも、薬を止めると、すぐ元に戻って症状が出てしまうような、そんな不安定な状態かもしれない。
そんな状態で薬を止めて、すぐに悪化しては元も子もない。
症状が出ている間は、喘息が悪化し続けることになるわけですから、症状はできるだけ出さずに、薬を減らしていきたいわけです。
ですから、少しだけ(一段階)、薬を減らして(弱めて)どうなるか、確認するのです。
一段階減らして大丈夫、となればもう一段階、という具合で、最初に書いたやり方で減らしていきます。
患者さんからすれば、「早く減らしてよ」と思われるでしょうが、こちらとしては、できるだけ患者さんにとってよい結果となるように、慎重に慎重に事を運んでいるのです。このあたりをご理解いただければと思います。
posted by ドクターN at 18:40
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| 喘息の治療や薬についての記事
2011年06月09日
喘息死を減らすために〜喘息カード普及を〜
先日、とある講演会にて。
講師の先生は福井県の先生でしたが、福井県は喘息で亡くなる方が、全国7位というかなり多い地域でした。
喘息で亡くなる方は、吸入ステロイドを使われていないことが多く、吸入ステロイドが普及すると喘息で亡くなる方が減る、ということはわかっていますので、いかに吸入ステロイドを普及させるか、というところがポイントです。
地域の主な病院の呼吸器科の医師は当然、ガイドラインに則って吸入ステロイドを使いますから、いかにして非専門医、開業医の先生に吸入ステロイドを使っていただくか、というところのご苦労を伺いました。
そこでの取り組みとして、喘息カードというものを導入することで開業医の先生と病院の専門医の連携を助ける、という試みを紹介されていました。
そこには、まず発作の時にどう対応したらよいか、ということが書かれています。そして、かかりつけ医と救急時に受診する医療機関の連絡先、さらには現在使われている薬剤名と量、アスピリン喘息や薬に対するアレルギーの有無などを記入する欄があり、常に携帯しておけるサイズに収まっています。
これを携帯しておくことで、急な発作時の対応がしやすくなります。また、開業医の先生にガイドラインに則った治療をしていただきやすくなります。
ぜひ全国的に広めていただきたい、素晴らしい試みだと思いました。
講師の先生は福井県の先生でしたが、福井県は喘息で亡くなる方が、全国7位というかなり多い地域でした。
喘息で亡くなる方は、吸入ステロイドを使われていないことが多く、吸入ステロイドが普及すると喘息で亡くなる方が減る、ということはわかっていますので、いかに吸入ステロイドを普及させるか、というところがポイントです。
地域の主な病院の呼吸器科の医師は当然、ガイドラインに則って吸入ステロイドを使いますから、いかにして非専門医、開業医の先生に吸入ステロイドを使っていただくか、というところのご苦労を伺いました。
そこでの取り組みとして、喘息カードというものを導入することで開業医の先生と病院の専門医の連携を助ける、という試みを紹介されていました。
そこには、まず発作の時にどう対応したらよいか、ということが書かれています。そして、かかりつけ医と救急時に受診する医療機関の連絡先、さらには現在使われている薬剤名と量、アスピリン喘息や薬に対するアレルギーの有無などを記入する欄があり、常に携帯しておけるサイズに収まっています。
これを携帯しておくことで、急な発作時の対応がしやすくなります。また、開業医の先生にガイドラインに則った治療をしていただきやすくなります。
ぜひ全国的に広めていただきたい、素晴らしい試みだと思いました。
posted by ドクターN at 11:16
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| いろいろな喘息についての記事
2011年05月06日
黄砂と喘息の関係
今年は例年よりも、喘息の調子が悪い、という方々が多いような印象です。
その理由としては、朝晩の寒暖の差が大きい、
花粉の量が多い、ということがあげられますが、
黄砂の影響も少なくないようです。
黄砂が喘息に及ぼす影響は長らく不明のままでした。
黄砂の測定方法や喘息との因果関係、メカニズムがわかっていなかったためです。
最近ようやく、黄砂と喘息の関係を示したデータがぽつぽつと出てきています。
黄砂が多い日は喘息が悪化するとか。
患者さんとお話ししていると、明らかに車が白くなった(砂が降った)日の
翌日に、「調子が悪くなった」と言って来られる方が多いです。
しかしこれも、花粉と同じで、根本的に減らすのが難しいもの。
まずは、目の細かいマスクでブロックするしかないようです。
もちろん、黄砂・花粉の飛散情報をチェックし、
飛散する日は無用の外出を控えることも大切でしょう。
その理由としては、朝晩の寒暖の差が大きい、
花粉の量が多い、ということがあげられますが、
黄砂の影響も少なくないようです。
黄砂が喘息に及ぼす影響は長らく不明のままでした。
黄砂の測定方法や喘息との因果関係、メカニズムがわかっていなかったためです。
最近ようやく、黄砂と喘息の関係を示したデータがぽつぽつと出てきています。
黄砂が多い日は喘息が悪化するとか。
患者さんとお話ししていると、明らかに車が白くなった(砂が降った)日の
翌日に、「調子が悪くなった」と言って来られる方が多いです。
しかしこれも、花粉と同じで、根本的に減らすのが難しいもの。
まずは、目の細かいマスクでブロックするしかないようです。
もちろん、黄砂・花粉の飛散情報をチェックし、
飛散する日は無用の外出を控えることも大切でしょう。
posted by ドクターN at 09:47
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| 生活・環境が喘息にどのように関わるか
2011年03月16日
このたびの災害について
東北地方で発生した地震及び津波によって亡くなられた方々の
ご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、
心よりお見舞い申し上げます。
幸い、私が住んでいるところは、、
地震の影響は大きくはありませんでした。
(それでも、かなり揺れましたが)
病院の業務も、さしあたり平常通りです。
被災地に医療チームも派遣されていきました。
しかしながら、多くの報道を目にして、
いいようのない気持ちでいっぱいになっております。
多くの方がいわれている、節電と義援金。
まずはそこから、はじめております。
そして、復興には、日本自体の活力が必要ですから、
自分の持ち場で、これまで以上に全力を尽くす、所存です。
この「ぜんそく大事点」でも、何かできることがありましたら、
喜んで協力させていただきます。
取り急ぎ、現状のご報告でした。
ご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして、
心よりお見舞い申し上げます。
幸い、私が住んでいるところは、、
地震の影響は大きくはありませんでした。
(それでも、かなり揺れましたが)
病院の業務も、さしあたり平常通りです。
被災地に医療チームも派遣されていきました。
しかしながら、多くの報道を目にして、
いいようのない気持ちでいっぱいになっております。
多くの方がいわれている、節電と義援金。
まずはそこから、はじめております。
そして、復興には、日本自体の活力が必要ですから、
自分の持ち場で、これまで以上に全力を尽くす、所存です。
この「ぜんそく大事点」でも、何かできることがありましたら、
喜んで協力させていただきます。
取り急ぎ、現状のご報告でした。
posted by ドクターN at 18:25
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| ドクターNの日記
2011年03月03日
アドエアvsシムビコート、ガチンコ勝負
少し間が開きましたが、ひき続き、ご講演から。
<ここから、ご講演内容>
シムビコートが発売されてから、アドエアをシムビコートに替えた患者さんにアンケートを取ると、56%の人はシムビコートがよい、27%の人はアドエアがよい、残りはどちらも同じ、という回答であった。
シムビコートの不評な点として、カウンターが見にくい、長期投与不可(現在は長期投与可能)である点があったが、効果そのものについては満足度が高かった。
<ご講演内容ここまで>
会の主催がアステラス+アストラゼネカだった、ということを差し引いても、シムビコートの効果はなかなかのものであることは私も実感しています。
でも、確かに使い勝手は悪いですね〜。アドエアの方がだいぶいいです。
<ここから、ご講演内容>
シムビコートが発売されてから、アドエアをシムビコートに替えた患者さんにアンケートを取ると、56%の人はシムビコートがよい、27%の人はアドエアがよい、残りはどちらも同じ、という回答であった。
シムビコートの不評な点として、カウンターが見にくい、長期投与不可(現在は長期投与可能)である点があったが、効果そのものについては満足度が高かった。
<ご講演内容ここまで>
会の主催がアステラス+アストラゼネカだった、ということを差し引いても、シムビコートの効果はなかなかのものであることは私も実感しています。
でも、確かに使い勝手は悪いですね〜。アドエアの方がだいぶいいです。
posted by ドクターN at 12:16
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| 喘息の治療や薬についての記事
2011年02月21日
吸入ステロイドの使い分け
先日は喘息の業界では、知らない人はいない、著名な先生のご講演を聴いてきました。
開業でご多忙にもかかわらず、多くのご研究、データを出されていて、
本当に頭が下がります。
これまでに3,000名の患者さんを診てこられたとのことで、
そのお言葉には重みがあります。
色々と疑問に思っている点が解決し、スッキリしました。
備忘のため、ご講演のポイントを箇条書きで残しておきます。
<ここから、ご講演内容、(括弧)内は私の独り言です>
1978年〜1998年までは、ICS(吸入ステロイド)は
アルデシンとベコタイドしかなかった。
2002年以降、続々と発売されるようになる。
(長い間のご苦労が偲ばれます)
2001年ロイコトリエン拮抗薬(LTRA)が発売されるが、以後は出ていない。
個人的には、LTRAはほとんど使わない。
患者さんの0.8%!にしか使っていない。
(これはびっくり!私たちは使いすぎ…)
LABA(長期間作用型β刺激薬)が出て以降、
ICS+LABAでほとんどの患者がコントロール可能になったから。
吸入だけで管理できるのなら、投与経路は1つの方が管理しやすい。
(たぶん、薬価の問題もあるのでは。LTRAは高いからなー)
1993年には患者さん1,000人に対しSABAを年間3,500本使っていたが、
今では患者さん1,600〜1,800人に対し、SABAを年間500本しか使っていない。
この数字は、新しい(改良された)ICSが出るごとに減っている。
(ICSの改良の効果を目の当たりにしました)
小児期は喘息罹患率、男女比は6:4なのに、
成人になると4:6と女性が多くなる。
(なんでだろう〜?)
ICSでコントロール不良の場合、アドオンよりまず、
剤形を変えるべき。
アドエアで開始
↓
コントロール不良、または、局所副作用
↓
キュバール・オルベスコ+セレベントへ。
これでだいたいコントロール可能となる。
合剤のLABAは、動悸、振戦がほとんどない。
3,000人の患者さんで、喘息、心血管に対する有害事象はゼロ。
(たま〜に聞きますが)
DPI(ドライパウダー)製剤は、早く深く吸うべし。
pMDI(霧状の噴霧器)製剤は、ゆっくり深く吸うべし。キュバールとオルベスコはオープンマウス法でよいが、フルタイドとアドエアは、必ずスペーサーを使うこと。
ソバをすすれる人はDPIを吸入できるだけの吸気流速がある。
ソバをすすれないなら、pMDIにすべき。
デュオペーサーやオルベスコ用のスペーサー(無料)は、CFCフロン用であり、現在のpMDI製剤に使われているHFAフロンだと、スペーサーに付着する薬剤が多く、効果が落ちる。
有料のスペーサーをアレルギー学会では推奨している。
キュバール、オルベスコには、無水エタノールが含まれているので、気持ち悪くなる人もいる。
ICSだけで、副腎抑制、感染症は問題ないと思っている。肺炎の人にでも、ICSは使っている。全身ステロイドは別の話。
<ご講演内容ここまで>
開業でご多忙にもかかわらず、多くのご研究、データを出されていて、
本当に頭が下がります。
これまでに3,000名の患者さんを診てこられたとのことで、
そのお言葉には重みがあります。
色々と疑問に思っている点が解決し、スッキリしました。
備忘のため、ご講演のポイントを箇条書きで残しておきます。
<ここから、ご講演内容、(括弧)内は私の独り言です>
1978年〜1998年までは、ICS(吸入ステロイド)は
アルデシンとベコタイドしかなかった。
2002年以降、続々と発売されるようになる。
(長い間のご苦労が偲ばれます)
2001年ロイコトリエン拮抗薬(LTRA)が発売されるが、以後は出ていない。
個人的には、LTRAはほとんど使わない。
患者さんの0.8%!にしか使っていない。
(これはびっくり!私たちは使いすぎ…)
LABA(長期間作用型β刺激薬)が出て以降、
ICS+LABAでほとんどの患者がコントロール可能になったから。
吸入だけで管理できるのなら、投与経路は1つの方が管理しやすい。
(たぶん、薬価の問題もあるのでは。LTRAは高いからなー)
1993年には患者さん1,000人に対しSABAを年間3,500本使っていたが、
今では患者さん1,600〜1,800人に対し、SABAを年間500本しか使っていない。
この数字は、新しい(改良された)ICSが出るごとに減っている。
(ICSの改良の効果を目の当たりにしました)
小児期は喘息罹患率、男女比は6:4なのに、
成人になると4:6と女性が多くなる。
(なんでだろう〜?)
ICSでコントロール不良の場合、アドオンよりまず、
剤形を変えるべき。
アドエアで開始
↓
コントロール不良、または、局所副作用
↓
キュバール・オルベスコ+セレベントへ。
これでだいたいコントロール可能となる。
合剤のLABAは、動悸、振戦がほとんどない。
3,000人の患者さんで、喘息、心血管に対する有害事象はゼロ。
(たま〜に聞きますが)
DPI(ドライパウダー)製剤は、早く深く吸うべし。
pMDI(霧状の噴霧器)製剤は、ゆっくり深く吸うべし。キュバールとオルベスコはオープンマウス法でよいが、フルタイドとアドエアは、必ずスペーサーを使うこと。
ソバをすすれる人はDPIを吸入できるだけの吸気流速がある。
ソバをすすれないなら、pMDIにすべき。
デュオペーサーやオルベスコ用のスペーサー(無料)は、CFCフロン用であり、現在のpMDI製剤に使われているHFAフロンだと、スペーサーに付着する薬剤が多く、効果が落ちる。
有料のスペーサーをアレルギー学会では推奨している。
キュバール、オルベスコには、無水エタノールが含まれているので、気持ち悪くなる人もいる。
ICSだけで、副腎抑制、感染症は問題ないと思っている。肺炎の人にでも、ICSは使っている。全身ステロイドは別の話。
<ご講演内容ここまで>
posted by ドクターN at 12:42
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2011年02月18日
花粉症診療の現状と今後の展望
先日、とある研究会で上記の講演を聴いてきました。
普段なかなか聴けない、興味深いトピックが色々ありました。
備忘のため、ポイントを箇条書きで残しておきます。
盛りだくさんの内容で、メモがきっちり取れなかったのが残念です。
花粉症の知識
世界三大花粉症
・イネ科(牧草)イギリス 1819年に報告
・ブタクサ アメリカ 1872年
・スギ 日本 1963年
スギは日本固有の針葉樹であり、スギ花粉症は日本固有の疾患である。
スギは花粉量が多く、飛散距離が長く、飛散期間も長い→影響が大きい
スギ花粉症患者さんの6-8割がヒノキ花粉症であるが、ヒノキは花芽の開く期間が短く、そのときに雨が降ると飛ばないなど、スギとの違いがある。
眼のかゆみはスギ花粉症の特徴で、ハウスダストによる鼻炎では起こらない。
子供さんのアレルギー性鼻炎の低年齢化が問題となっている。
子供さんの花粉症は自然には治らない。
治療について
点鼻ステロイドは、なぜか眼の症状にも効果がある。
点鼻後数秒間上を向いて、鼻呼吸するのがコツ。
特に鼻づまりが強いときには手術療法が選択されることもある。
下鼻甲介切除術:入院要。効果は長期間続く。
レーザーによる粘膜焼勺術:外来で施行可能だが、効果持続は短い。
(薬について、具体的に商品名を挙げて、これは効く、効かないというお話もあったのですが、ここでは公表を控えておきます。)
普段なかなか聴けない、興味深いトピックが色々ありました。
備忘のため、ポイントを箇条書きで残しておきます。
盛りだくさんの内容で、メモがきっちり取れなかったのが残念です。
花粉症の知識
世界三大花粉症
・イネ科(牧草)イギリス 1819年に報告
・ブタクサ アメリカ 1872年
・スギ 日本 1963年
スギは日本固有の針葉樹であり、スギ花粉症は日本固有の疾患である。
スギは花粉量が多く、飛散距離が長く、飛散期間も長い→影響が大きい
スギ花粉症患者さんの6-8割がヒノキ花粉症であるが、ヒノキは花芽の開く期間が短く、そのときに雨が降ると飛ばないなど、スギとの違いがある。
眼のかゆみはスギ花粉症の特徴で、ハウスダストによる鼻炎では起こらない。
子供さんのアレルギー性鼻炎の低年齢化が問題となっている。
子供さんの花粉症は自然には治らない。
治療について
点鼻ステロイドは、なぜか眼の症状にも効果がある。
点鼻後数秒間上を向いて、鼻呼吸するのがコツ。
特に鼻づまりが強いときには手術療法が選択されることもある。
下鼻甲介切除術:入院要。効果は長期間続く。
レーザーによる粘膜焼勺術:外来で施行可能だが、効果持続は短い。
(薬について、具体的に商品名を挙げて、これは効く、効かないというお話もあったのですが、ここでは公表を控えておきます。)
posted by ドクターN at 11:04
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| ドクターNの日記
2011年01月21日
肺機能検査の見方、検査項目の解説
肺機能について、以前にも述べましたが、
改めて、まとめて説明させていただきます。
■TLC(Total Lung Capacity:全肺気量):
息をいっぱいに吸ったときに、
肺のなかに存在するすべての空気量
これは、「肺の大きさ」を意味します。
■VC(Vital Capacity:肺活量):
いわゆる普通の肺活量=
息をいっぱいに吐いたところから、いっぱいに吸ったところまでに
肺の中に入る空気の量
これは、肺に出入りできる空気の量を表します。
VCが基準値(同じ年齢、性別、身長の健康な人で測定したときの標準的な値)
に比べて、何%にあたるかを示したものを%VCといい、
肺活量が減って、正常値(理想値)の80%を下回る場合を、
「拘束性障害」といいます。
■RV(residual volume:残気量):
息をいっぱいに吐いたときに
気道の中に残っている空気の量
これは、肺の中にあるけれども、呼吸には関係のない、
「ムダな空気」の量を表します。
■FEV1(1秒量):
息をいっぱいに吸って、思い切り勢いよく吐くときに
最初の1秒間に吐き出せる空気の量をといいます。
■FEV1%(1秒率):息をいっぱいに吸って、思い切り勢いよく吐くときに
最初の1秒間に肺全体の何%の空気を吐き出せるかを表します。
1秒率が70%を下回る場合、閉塞性障害といいます。
息を吐くときに抵抗があると、1秒量や1秒率が悪くなります。
肺機能検査で1秒率70%未満の場合を、
「閉塞性障害」というのです。
閉塞性障害、拘束性障害、どちらもある場合
「混合性障害」といいます。
改めて、まとめて説明させていただきます。
■TLC(Total Lung Capacity:全肺気量):
息をいっぱいに吸ったときに、
肺のなかに存在するすべての空気量
これは、「肺の大きさ」を意味します。
■VC(Vital Capacity:肺活量):
いわゆる普通の肺活量=
息をいっぱいに吐いたところから、いっぱいに吸ったところまでに
肺の中に入る空気の量
これは、肺に出入りできる空気の量を表します。
VCが基準値(同じ年齢、性別、身長の健康な人で測定したときの標準的な値)
に比べて、何%にあたるかを示したものを%VCといい、
肺活量が減って、正常値(理想値)の80%を下回る場合を、
「拘束性障害」といいます。
■RV(residual volume:残気量):
息をいっぱいに吐いたときに
気道の中に残っている空気の量
これは、肺の中にあるけれども、呼吸には関係のない、
「ムダな空気」の量を表します。
■FEV1(1秒量):
息をいっぱいに吸って、思い切り勢いよく吐くときに
最初の1秒間に吐き出せる空気の量をといいます。
■FEV1%(1秒率):息をいっぱいに吸って、思い切り勢いよく吐くときに
最初の1秒間に肺全体の何%の空気を吐き出せるかを表します。
1秒率が70%を下回る場合、閉塞性障害といいます。
息を吐くときに抵抗があると、1秒量や1秒率が悪くなります。
肺機能検査で1秒率70%未満の場合を、
「閉塞性障害」というのです。
閉塞性障害、拘束性障害、どちらもある場合
「混合性障害」といいます。
posted by ドクターN at 12:53
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| 喘息の診断・検査についての記事
2011年01月02日
あけましておめでとうございます。
新年、あけましておめでとうございます。
年末の風邪はようやくピークを越えました。
多くの方にご心配をおかけしました。
メールやコメントをいただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
何より元気づけていただきました。
体調はおかげさまで、30日頃から回復し、
今はすっかり大丈夫です。
子供たちも元気いっぱいになり、騒々しさが戻って参りました。
妻の体調も戻り、そろそろ平常通りの生活が戻ってきそうです。
今年もよろしくお願い申し上げます。
年末の風邪はようやくピークを越えました。
多くの方にご心配をおかけしました。
メールやコメントをいただいた皆さん、
本当にありがとうございました。
何より元気づけていただきました。
体調はおかげさまで、30日頃から回復し、
今はすっかり大丈夫です。
子供たちも元気いっぱいになり、騒々しさが戻って参りました。
妻の体調も戻り、そろそろ平常通りの生活が戻ってきそうです。
今年もよろしくお願い申し上げます。
posted by ドクターN at 23:05
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| ドクターNの日記



