2010年02月05日

2010年01月19日

喘息の発作時、喘鳴(ぜんめい)が息を吐くときに聞かれる理由

喘息と喘鳴・症状について→
http://drenu.sblo.jp/article/461952.html

にもあるとおり、基本的には喘息の場合、
主に息を吐くとき(呼気時)に喘鳴、呼吸困難が生じます。


というのも、喘鳴というのは、空気の通り道(気道)が
狭くなって、そこを空気が通るときに
「笛の原理で」音が鳴るものだからです。


息を吸うときは肺が大きくなり、
息を吐くときには肺が小さくなっていく。


というわけで、息を吸うときと吐くときでは、
吐くときの方が(肺が小さくなる分)気道も狭くなるのです。


そうすると、吐くときの方が、音が鳴りやすくなる。

このため、息を吐くとき(呼気時)に
喘鳴、呼吸困難が生じる、と言われているのです。


もちろん、強い発作の時には
吸気にも、呼気にも喘鳴が聞こえます。



また、気道が一部ふさがってしまうような
強い発作では、全く音が聞こえなくなることもあるのです。

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posted by ドクターN at 18:36 | Comment(0) | 喘息のさまざまな症状についての記事

2010年01月15日

喘息患者さん説明用資料2・喘息の経過について

喘息患者さん説明用資料第2弾は、喘息と言う状態の経過について述べています。

本当は、図があるといいのですが…絵心がないため…スミマセン。

keika_DrN.pdf

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posted by ドクターN at 15:51 | Comment(0) | いろいろな喘息についての記事

2010年01月14日

シンビコート新発売・患者さん説明用資料

いよいよ、シンビコートが発売となりました。
期待したいですね。


さて、今回は、患者さんの説明用資料を作ったので
upさせていただきます。


これまでによくよくメルマガをお読みの皆さんには、
「何を今さら!」の内容ですが、
うちで配布しているものですので、ご参考まで。

zensoku_DrN.pdf

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posted by ドクターN at 14:52 | Comment(2) | いろいろな喘息についての記事

2010年01月05日

あけまして、おめでとうございます。

喘息情報を多くの方々にお伝えするために作ったこのブログも、
早いもので4年目に入りました。

メルマガ本体は5年目になります。自分でも、ちょっとびっくり。

なかなか更新できない日々ですが、これだけ続けていると
なんだかんだで結構記事もたまっていますので、
お役に立つ情報もあるのではないかと思います。

今年も少しずつですが、お役に立てるようがんばって参ります。
よろしくお願い申し上げます。

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posted by ドクターN at 23:39 | Comment(1) | ドクターNの日記

2009年12月25日

インフルエンザに感染した場合身体にできる抗体は、どのくらいの期間効果があるものなのか?

インフルエンザにおいても、はしかやおたふく風邪と同様、
ワクチンを接種するよりも実際に感染した方が、
強固な免疫ができあがることは確かです。


ただ、やっかいなことに、インフルエンザは
どんどんその姿を変えていきますので、
新型と言われている今のウイルスも、
数年経つと少しずつ性質が変わると思われます。


性質が変わりますと、折角できた免疫(抗体)が
だんだん通用しなくなってきます。


ですから、今回新型に感染や発病された方が、
今後一切「新型」インフルエンザにかからない、
と言うことにはなりません。



言えることは、ある程度の期間は「かかりにくく」なるでしょう、
という程度のことだと思います。

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posted by ドクターN at 16:21 | Comment(6) | インフルエンザと喘息に関する記事

2009年12月24日

インフルエンザワクチンの効果があるのは半年位、とすると、効果が切れる頃にまた接種を受けなければならないのか?

新型インフルエンザワクチンの効果については
まだわかっていないことも多いのが現状ですが、
季節性インフルエンザの効果は5ヶ月程度と考えられています。


従って、同じように製造されている新型ワクチンの効果も
やはり5ヶ月程度ではないかと言われています。



季節性インフルエンザの場合、流行時期が
冬の間(12月〜3月頃)に限定されているので、
その前にワクチン接種をして、流行時期を乗り切りましょう、とされています。


新型の場合は、ピークは過ぎたものの、
今後も季節に関係なく流行が続くと考えられます。


5ヶ月程度経過したら、ワクチンの効果が落ちてくる。
その場合どうするか。



現在のところ、公式見解はありません。

これだけたくさんの方々が感染されている現状では、
ワクチン接種の効果があるうちにどこかでウイルスに接触し、
そのときに免疫を獲得することができるのではないか、
とも言われていますが、定かではありません。


来年の「シーズン前」には、季節性の中に含まれて
一緒に接種することになるのかもしれません。

(この記事は、2009年12月現在の状況を元に書かれています)

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posted by ドクターN at 13:44 | Comment(0) | インフルエンザと喘息に関する記事

2009年12月04日

新しい喘息治療薬(吸入ステロイドとβ刺激薬の合剤)シンビコートのメリットとデメリット

先日お伝えした、新しい作用の薬、シンビコート。


メリットとしてデータが出ているのは、
以下のようなものです。

・急性増悪の回数が減る。

・コントロールが良くなる。


それ以外にも、


・コントローラーとリリーバーを2本分けて持つ必要がなくなる。

・アドエアよりは嗄声が少なそう。

は、患者さんにとって現実的なメリットでしょう。


また、アドエアには100,250,500と3つの用量があり
(各々1回1吸入、1日2回)ましたが、
シンビコートは用量が1つで、1回吸入回数を
1→2→4回と増やしていくため、
調子が悪いときの増量が簡単にできます。



逆に現時点で思いつくデメリットとしては、

メリットの裏返しとして、
吸入回数はアドエアより多くなるということ。

アドエアは1日2吸入のところ、シンビコートですと
最大8吸入になるのです。手間は増えると言えるでしょう。


それと、アドエア新発売の際もそうでしたが、
新薬は発売後1年間は14日分しか処方できない、
こういう決まりがあります。


ですので、喘息状態が安定していて、
1〜数ヶ月ごとの受診ですんでいるような方は、
却って受診の手間が増えることになります。



また、パルミコートは妊娠されている方でも
比較的安全に使えていたのですが、
シンビコートは他の吸入ステロイド、アドエアと同じ安全性で、
パルミコートよりは安全性が1段階落ちる点は注意が必要です。



以上を踏まえると、シンビコートを使って
メリットがある患者さん像が見えてきます。

■初めて喘息治療を行う患者さん
 これまで以上に治療がシンプルになります。

■アドエアなどを使用しても症状のコントロールが難しい患者さん
■嗄声などでアドエアが使えなかった患者さん
 トライしてみる価値はあるでしょう。

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posted by ドクターN at 17:10 | Comment(2) | 喘息の治療や薬についての記事

2009年12月02日

喘息患者さんのニーズと医師のニーズにはズレがある

先日のシンポジウムで、興味深い調査結果が示されていました。

喘息の薬に期待することとして、

■患者さんは効き目の早さを期待する

■医師は発作、増悪の「抑制」効果の継続を重視する


何となく納得できる結果ですね。


患者さんは「楽になるサルタノールを下さい」とおっしゃるし、
私たちは、「いやいや、フルタイドを吸っておきましょうね」
患者さん「でもあれ、効かないんですけど…」

数限りなくこんな会話をしています。

シンビコートは、感覚的に言うと
サルタノール+パルミコートなので、
これまでサルタノールだけを処方していた患者さんに
シンビコートを処方すれば、ずいぶん喘息状態は
良くなるのではないかな…と
期待します。

ただ、目下のところ、シンビコートは定期的に使うやり方しか
保険では認められないようなので、
この記事はあくまでご参考まで。

諸外国ではサルタノール的な?使い方も
認められているので、日本でも早くそうなるといいと思います。

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posted by ドクターN at 14:26 | Comment(1) | 喘息の治療や薬についての記事

2009年12月01日

新しい喘息治療薬(吸入ステロイドとβ刺激薬の合剤)シンビコートについて

もうすぐ、シンビコートという新しい喘息治療薬
(吸入ステロイドとβ刺激薬の合剤)が発売されます。

先日、発売開始に先駆けたシンポジウムに、東京まで行ってきました。
いろいろと情報を聞いてきましたので、お伝えしたいと思います。


シンビコートとは、アドエアと同様の、

「吸入ステロイド」
    +
「β刺激薬」

です。


アドエアの成分は


吸入ステロイド→フルチカゾン(フルタイドと同じ)
β刺激薬→サルメテロール(セレベントと同じ)


でしたが、それに対してシンビコートは、


吸入ステロイド→ブデソニド(パルミコートと同じ)
β刺激薬→ホルモテロール(日本未発売)


となっています。



各々の薬剤の特徴としては、以下のようなものがあります。


ブデソニドは、粒子径が細かいため
末梢気道によりよく行き渡ることが期待できます。
また、嗄声が少ないことも期待されます。


また、サルメテロールは1日2回以上吸入しても効果は変わらず、
数を増やすと副作用の悪化が懸念されるのに対して、
ホルモテロールは回数を増やすとその分効果が高まるため、
より発作を抑える効果が高いことが示されています。


また、サルメテロールは吸入してすぐには効かないのですが、
ホルモテロールは、サルブタモール(サルタノールの成分)と
同じくらい、即効性がある点も異なります。


これらの点から、新しい合剤として大いに期待されており、
既に、いくつかの有望なデータが出ています。
日を改めてご紹介しますね。

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posted by ドクターN at 18:16 | Comment(0) | いろいろな喘息についての記事